2017-06-26

『多動力』(堀江貴文)まとめてみました

『多動力』(堀江貴文)を読んで特に印象に残った点2点


さっそくホリエモンの新書である、多動力ですが、読んでみました。特に印象に残った感想をまとめてみます。ちなみに堀江貴文さんもNews Picksを利用されているので、気になる人は下のURLからみてみてください。


News Picks 多動力

多動力とは?


多動力とは、簡単に言うといろいろなものにサルのように熱中して、80%の出来で極めていく力のことです。


多動力とは、いくつもの異なることを同時にこなす力のことを言う。

多動力は、否定されてきたが、今ではとても必要な能力


ふつうはなんでもかんでも中途半端の力だと批判されてしまいそうですが、いまはいろいろろな情報と情報を組み合わせて線を描いていく時代。そんな時代に、いろいろなものに熱中して、つなぎ合わせていく力は非常に大事だと堀江さんは述べていました。堀江さんの生き方そのものですね。


僕は堀江さんの主張を聞いて思い出したことが二つあります。


一つは、Steve Jobsの演説、Connecting the dots(点をつなぎ合わせて、線を作る)です。ジョブズもそういえば、美術とテクノロジーを点と点で結んで、iPhoneという最高のプロダクトを作り上げました。別に彼自身がカリグラフィにものすごく精通したわけでも、コンピュータにものすごく精通していたわけでもありません。いろいろなものに興味を持って、新しい何かを作り出す能力こそが多動力であれば、この点と点を結び付ける力でイノベーションを生み出すのではないかと思いました。


もう一つ思い出したのは、リベラルアーツです。リベラルアーツを学ぶと、複数の学問から、いろいろな学問分野から一つの事象を見ることができるようになります。これもある意味多動力なのかなと思いました。


僕自身、専攻は教育X社会学をやっていましたが、正直リベラルアーツ大学出身なので、やれる内容の専門性は著しく低かったです。ですが、教育という一つの分野を言語学、心理学、社会学、経済学、生物学の視点から見れるのは、非常に面白かったし、複眼的に見ることによって、新しいアウトプットを得られることもありました。


教育でよく話題になる、遺伝と環境という話題。これも社会学の視点からすればほとんど環境でしか議論ができません。ところが生物学の視点からすれば、ほとんど遺伝の視点からしか教育を見れません。もし遺伝ではなく環境で見れたとしても、社会空間の中で教育を見ることはできません。さらに経済学を使わなければ、ある教育を施したときに意味があるか(収益率が高いか)という判断もできないし、結果だけではなく心理的な側面も心理学がないと検証できません。


そう考えると、全然専門性はないけど複眼的に多くの視点で見れる力って実は差違を生みやすいのかなと思いました。一つの分野できわめてやっていくと、どうしても競争相手が多いですが、別の分野と掛け合わせるとライバルが減るというか、希少価値が上がるのかなと思います。

人生に目的はない。あるのは今だけだ。


この言葉かなり救われたというかなんというか。人生に目的はないというところがかなり心に響きました。堀江さんいわく、「人生には目的はない。そこにあるのは今だけだ。今楽しければそれでいいんだ」という趣旨でした。


でもそれは刹那的に生きろというわけではなく、今一番わくわくすることを実現していくことが大事だと言っているわけです。就職活動のとき、「あなたの将来の夢はなんですか」という言葉にたいして、かなり意識高い夢を語らなければいけないのかと思って用意してましたが、僕も違和感を感じていました。


遠い夢にある何かを、何とか妄想するのではなく、その夢に今まさに近づいているような何かを今楽しむこと、それが一番大事なんじゃないかと思いました。


多動力、アマゾンでキンドルで購入できます!


ほかにもいろいろ面白いところがありました。ぜひ読んでみてくださいね!


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