2018-02-14

メガベンチャーに就職するときに知っておくべきことをまとめてみた





僕は学生時代、ベンチャー企業で働いていました。設立からちょうど一年目のスタートアップと呼ばれるような教育 X ITの会社で、従業員規模も10人しかいないような会社でした。


その後新卒で入社した会社がメガベンチャーと呼ばれる、従業員規模が1万人規模のIT企業でした。インターンもしている有名なところです。


働いてみて、実体験を踏まえてメガベンチャーがどんなものかを、ベンチャーと比較して解説してみたいと思います。




ベンチャー企業の定義


まず、メガベンチャーを語る前に、ベンチャー企業の特徴を見ていきたいと思います。


ベンチャーは、設立が10年以内で、従業員数も100人以内のような会社です。ベンチャー企業には明確な定義がないので、何がベンチャー企業なのかはわかりませんが、より新しいものを作ろうとしている、中小企業のことです。従業員規模は
~100人くらいまでが目安になりますね。


ちなみに、僕がインターンで入っていたようなベンチャー企業は、設立1年(当時)、従業員数5人という、まじのベンチャーでした。

メガベンチャーの定義


メガベンチャーもベンチャーと同じように定義はありません。が、一般的には、創立が20年以内ぐらいで、従業員数も500人を超えるような会社になると思います。また、ベンチャースピリットを持ったまま、大企業のような規模の企業の経営を行うような会社が、メガベンチャーになると思います。


僕の新卒で入ったメガベンチャーは、創立18年、従業員数が8000人でした。まさにメガベンチャーという感じでした。

メガベンチャー企業一覧


メガベンチャーと呼ばれるような企業をリストアップしてみました。日本だと有名なのは、以下のような企業となります。


  • Yahoo
  • リクルート
  • サイバーエージェント
  • グリー
  • DENA
  • 楽天
  • LINE
  • ワークスアプリケーションズ


メガベンチャー企業の初任給・年収


メガベンチャーの年収・初任給についてみていきたいと思います。メガベンチャーの初任給・年収は年齢的に比較すると、非常に高いです。


Yahoo 430万円
リクルート 500-600万
サイバーエージェント 400-700万円
グリー
DENA
楽天
LINE
ワークスアプリケーションズ 500-600万円

ベンチャーで働いて感じたことや、メリット・デメリット



大学生時代に、インターンでベンチャー企業に参加しましたが、とにかく経営者に近かったです。特に、経営者の人が非常に優秀だったので、学ぶことが本当にたくさんありました。少数のスタープレーヤーの仕事をまじかで見ることができるので、多くの技術を見て学ぶことができます。


また、人が少ないので、任される仕事の領域が広いです。これはメガベンチャーに就職して感じましたが、ベンチャーの仕事の任され方は、ある事業部をそのまま持つみたいな働き方になります。例えば、営業で入ると、「このくらいの予算あるから、帳尻合わせられるように、営業戦略から実行まで全部組んでおいてね!」って仕事の振られ方を1年目の社員の方はされていました。なので、わからないながらいろいろ試行錯誤しながらやって、解決策を考えさせられるような経験をすることができるようになります。



何もない状況の中で、何とか仕組みを作る能力をつけたいのであれば、ベンチャーが非常に向いていると思います。教えてくれる人もいないし、前例もないです。そういった環境の中で、なんとか結果を作るのが、ベンチャーの働き方だと思います。仕事には、だれから引き継いで、定型化されている業務は人が少なすぎてそんなにありません。なので、ある成果を出すために、いかに解決策を早く見つけて、逆にそれがスケールできる形にいかに定型化できるようにすることが必要となります。


また、そのような能力がしっかり身につくと、転職市場価値が非常に高くなります。中途市場の中でも、ベンチャー出身の人材は強く求められるので、よいと思います。



デメリットとしては、初任給が少ないところになります。ベンチャーは基本的に十分な資金源を持っていないので、新卒で就職した場合には、あまり初任給をもらうことができません。また、定型化された業務をチームで行うような経験は少ないと思いますので、マネジメント職までつけない場合だと、転職した後にチームワークを発揮するのは少し難しくなるかもしれません。

メガベンチャーで働いて感じたことや、メリット・デメリット


メガベンチャーで働いて感じたこととしては、とにかくいろいろな人がいて、いろいろな人から学ぶことができるという点でした。小さい会社だと、どうしても情報リソースが少ないので、知らないことを知るまでに多くの時間がかかってしまいます。一方で、多く従業員がいるような会社だと、困ったら社内のSNSを使って、必要なリソースにすぐアクセスできるようになります。また、人以外にも、組織的な仕組み・マニュアル等、先人の知恵がたくさんあるので、手っ取り早く有効なリソースを見つけることができるようになります。


また、メガベンチャーで身につく能力は、やはり大きな組織で共通の目的を果たすために使うための力だと思います。メガベンチャーといえども、企業規模が大きいと、どうしても分業になります。その分業の中で、より生産的に動くためには、チームワークが非常に重要なものとなります。このような協調して仕事を行うコミュニケーション能力は、巨大な組織になって初めて身につけなければいけないと感じるようになりました。(小規模だと常に話しているので。)


メガベンチャーで手に入りにくいものは、0から何かを構築するような経験だと思います。特に、新卒で入社すると、既存の仕組みの中に取り込まれます。いかにベンチャースピリットの会社があっても、仕事は細分化されています。それでも一般的な大企業と比べればかなり自由度は高いですが、いかんせん大規模な組織なので、すでに存在している既存のシステムの保守や運営など、すでに答えがあって、その中で運用していかなければならない仕事もあります。


メガベンチャーへの就職をしてみたいなら、OBOGに聞いてみよう



メガベンチャーに就活をしようと考えている場合は、おそらくベンチャースピリットにあふれているような人が多いと思います。ただ、やはり一般的なベンチャーとは大きく異なるので、実際にメガベンチャーで働いている人に相談してみるのがよいと思います。


就活中には、なるべく採用担当以外のリアルの経験を聞くべき5つの理由

就活中に、採用担当官以外の話を聞くべきだと体感した話 新卒で就活して、採用担当以外の人にも話を聞いたほうがいいと、のちのち感じましたので、そのことについて書いてみたいと思います。 面接官は、採用責任を負っているので、企業のマイナス点については教えにくい ...

注目の投稿

 PythonのTweepyを利用して、Twitter APIを利用している。 その中で、ハマったポイントをメモしておく。 まず、Searchに関して。 Twitter検索は、クライアントアプリ側では、全期間の検索が可能になっている。 一方で、APIを利用する際は、過去1週間しか...