ブラック企業ってなんだろう。

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今年はブラック企業がなおいっそう、取り上げられ、
またその流れで日本の生産性が低いと、ネット上に多くの議論がありましたね。

そういえば、ブラック企業大賞2016では、新入社員が二度目の自殺をした、あの人気企業電通がノミネートされていました。 http://blackcorpaward.blogspot.jp/2016/12/2016_23.html


そういった中で僕は今年就職活動をして、ちょっと考えていたことがあります。
それは、「ブラック企業ってなんぞや。」ということです。





一般的には、「労働時間が長い」、「賃金が安い」等、様々な要素があると思います。
でも、これだと例えば、コンサルも、教員も、NPOも、すべてブラック企業になってしまいますよね。

ブラック企業とは、「労働時間に応じる対価が少ない企業」


僕は、ブラック企業とは、「労働時間に応じる対価が少ない企業」のことだと思うんです。

労働時間に応じる対価とは、金銭報酬、成長、やりがい、ネームバリュー、福利厚生等の様々な利益が含まれています。

絶対的なブラック企業は存在しない


そして、ブラック企業って、絶対的なものではなく、個人の価値観によって相対的なものだと思うのです。なぜなら、「対価」の定義が人によって違うから。

個人の求めている価値と、その企業で享受できる価値のずれが、ブラック足らしめているのだと思います。

電通だって、あの新入社員の人にとっては、ブラックですが、ほかの人からしたらホワイトかもしれません。たくさんの報酬と、やりがい、そしてネームバリューを享受されている人もいらっしゃると思うのです。

先生だって、労働時間は異常ですが、非常に高いやりがいを感じていられる方もいらっしゃいます。

ベンチャーでもホワイトだし、大手でもブラックな会社はある

そして、ベンチャーだからブラックとか、大手だからホワイトとも言い切れないなと思うのです。

ベンチャーだって、賃金は低いけど、起業のために先行投資として、過酷な経験を買って出て、成功している人もいます。
大手でも、今回の電通の件がありましたよね。
外資系のコンサルや金融機関に勤めている人たちは、重労働ですが、ブラックともホワイトともみなせます。それは、その仕事に対するやりがい、報酬が高いことで補えているからです。

僕の「労働時間に応じる対価が少ない企業」とは?

僕は対価は、収入と、そしてカオスの中で生き抜く力です。
自分自身が「労働時間に応じる対価が少ない」と思う企業は、このような特徴を持っていると思います。

①時間で稼ぐ職種

いくら膨大な年収が手に入る仕事でも、新入社員で毎日の労働時間が長すぎる会社では、時間を売っているだけになってしまいます。そのようなモデルで働かざるを得ない企業は、例えば賃金以外の対価を得ることが難しいと思うのです。長時間労働が利益の原則になっている企業は、そういう面でブラックだと思うのです。

②労働時間と身につく技術が伴いづらい職種

どんな仕事でも、その道を本気で極めようとすればなんとかなると思います。
しかし、例えばこれから機械で代替可能になるような技術を使うような職種では、
労働時間に対しての成長が頭打ちになってしまいます。

前回、「前例のない課題に対処する能力」が機械に代替されない能力であることをご紹介しましたが、そのような環境が存在しない、つまりは誰でも代替可能な職種につくことは、非常に危険だと思うのです。

友達にとってブラックな企業は、自分にホワイトな企業かもしれない

僕は就職活動をしているとき、いわゆるブラックと言われる企業しか見ていませんでしたし、
これから内定する企業もブラック企業と言われています。

だけど、結局その企業をどう色づけるかは、個人が対価として何を求めているかにすぎないと思います。ある人はその企業を黒く塗り、ある人はその企業を白く塗る。

だた、その会社を黒く塗るか、白く塗るかは、結局自分のパレットがどんな色なのかを知ること、それが必要だと思うのです。そのパレットは何色なのか(=対価とは何か)を知ることに意味があるのではないでしょうか。